院内通信2015年9月
残暑がまだ続くと思っていたら、あっと言う間に秋の装いですね。
秋と言えば、美味しい食べ物が盛り沢山★さんま・まつたけ・栗・ぶどう・梨皆さんは何が好きですか?
私は、う~んどれも大好きでお腹が空いてきました(笑)今月も、介護される方に、介護する方がHAPPYな1日であります様に・・・
答えはスウェーデンで見つかりました。病院や老人施設を見学させていただきました。
寝たきり老人は1人もいませんでした。胃ろうの患者さんもいませんでした。
その理由は、高齢あるいは、がんなどで終末期を迎えたら口から食べられなくなるのは当たり前で、胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であると、国民みんなが認識しているからでした。
ですから日本のように、高齢で口から食べられなくなったからといって胃ろうは作りませんし、点滴もしません。
肺炎を起こしても抗生剤の注射もしません。内服投与のみです。したがって両手を拘束する必要もありません。
つまり、多くの患者さんは、寝たきりになる前に亡くなっていました。寝たきり老人がいないのは当然でした。
さて、欧米が良いのか、日本が良いのかは、わかりません。
しかし、全くものも言えず、関節も固まって寝返りすら打てない、そして、胃ろうを外さないように両手を拘束されている高齢の認知症患者を目の前にすると、人間の尊厳について考えざるを得ません。
(興味深い記事があったので、転記されて頂きました。)